2014年10月下旬〜11月上旬
里山の尾根道に沿って生えたアカマツの灌木でクロスズメバチの一種(あるいはホオナガスズメバチの一種である可能性もあります)が松葉の辺りで何匹も探索飛翔していました。
なぜか見かけるのは触角の長い雄蜂ばかりでした。
松葉で獲物を狩るシーンは一度も見ていません。
おそらくアブラムシの甘露が付いた松葉を探して飛び回っているのでしょう。
実際に松葉を舐めていたかどうかという点が一番気になるのですが、忙しなく飛び回る上に逆光で撮りにくく、いまいちよく分かりませんでした。
▼関連記事この時期の2回にわたり(1週間間隔)場所も変えて複数個体を撮影しました。
松葉を舐めるシダクロスズメバチ♂の謎
蜂の採集に失敗し、残念ながら同定できていません。
この不思議な行動は偶発的なものではなく毎年繰り返される(再現性がある)という確証を得たので、個人的にはささやかながらも重要な発見として記録しておきます。
それにしても、なぜ♀は松葉に来ないのでしょうか?
不思議でなりません。
『スズメバチの科学』p97によると、
秋にマツ類につくカラマツオオアブラムシなどから多量に分泌される甘露は、多くのスズメバチ類の重要な餌資源となっており、カラマツなどの周りを飛び交う彼らの姿はよく観察される。
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