2024年10月中旬・午後18:00頃
シーン1:10/12・午後17:59(@0:00〜)
日没後の営巣地(セット)で長々と続いていた格闘遊びの流れで、2頭のニホンアナグマ(Meles anakuma)幼獣が巣口Lの内外で対峙しています。
巣穴Lに籠城した相手を追い詰めるためなのか、外に居る個体が巣口Lを掘り広げ始めました。
あるいはカマドウマなど穴居性の虫を見つけて、捕まえようとしている探餌行動かもしれません。
その間に籠城していた個体が外に出て来ました。
シーン2:10/12・午後17:59(@1:00〜)
別アングルで設置した監視カメラでも撮れていました。
巣穴Lに籠城した相手に対抗するためなのか、外から攻める個体が狭い巣口Lを掘り広げようとしています。
土砂を前脚で後方に掻き出し、
穴居性の虫を捕食しようとする探餌行動なのかな?
巣口Lの上の天井を壊しているようにも見えます。
その間に、籠城していた個体が外に出て来ました。
遊び疲れたのか、もはや互いに戦意喪失しているようです。
シーン3:10/12・午後18:00(@2:00〜)
1頭のアナグマがセットの右外へ元気に走り去りました。
巣穴を巡る争いに負けて逃げたのでしょうか?
巣口Lに残った個体は、相手を見送ってから、穴掘り作業に戻ります。
どうやら、巣口Lからのアクセストレンチを右に伸ばそうとしているようです。
アナグマが巣穴から外に掘り出した排土で形成される斜面というか溝のことをアクセストレンチと呼びます。
巣口を中心にしたきれいなすり鉢状にはならず、必ず非対称なアクセストレンチが形成されます。
シーン4:10/12・午後18:02(@3:00〜)
巣口Lからの排土でアクセストレンチを2方向に伸ばしています。
シーン5:10/12・午後18:07(@4:00〜)
いつの間にか別の巣穴Rに潜り込んでいた別個体のアナグマが、巣口Rからひょっこり顔だけ出して警戒しています(籠城?)。
しばらくすると、左の巣穴Lの奥を掘っていた個体が巣口Lから外に出てきました。
やがて2頭が別々の巣口からひょっこり顔を出しました。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
【考察】
今回2頭のアナグマが協力して同じ巣穴を掘ることはありませんでした。
一素人の解釈ですけど、アナグマ幼獣の兄弟姉妹が秋に格闘遊びの力比べで順位を決めた後に、どちらの巣穴で越冬するか選んだのではないか?という気がします。
勝者(優位個体)が気に入った巣穴Lを越冬用に改造し始めたのではないでしょうか。
あくまでも現時点での個人的な想像であって、今後の観察によって解釈は変わります。
謎を解くためには、地道に観察を続けるしかありません。
私の知る限り、2つの巣穴L、Rは内部でつながっておらず、中で自由に行き来したり通り抜けたりできません。
つづく→
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