2023年11月上旬・午後15:10頃・晴れ
この組み合わせは初見です。
高速で休みなく羽ばたいてホバリング(停空飛翔)しながらイモカタバミの花蜜を吸っています。
細長い口吻の先端部に橙色の花粉が付着していることから、この蛾はイモカタバミの送粉者として働くことが分かります。
車が横を通りかかると飛んで逃げるものの、すぐに舞い戻って来ます。
蜜源植物としてよほど気に入ったのでしょう。
ホバリングの性能が高く、横から風が吹いていても安定に姿勢を制御できます。
クロホウジャクの吸蜜ホバリングを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:24〜)
撮影中は気づかなかったのですが、停飛しながら透明の液体を何度も放出していました。
腹端よりも少し前に肛門(排泄孔)があるようです。
軽量化のために吸蜜しながら余分な水分を排泄しないといけないということは、イモカタバミの花蜜は濃度が薄くて水っぽいのかもしれません。
この日は雨が降らなかったので、もしかすると近隣住民が花壇の花にかけてやった水がイモカタバミの花筒の奥に溜まって花蜜が薄まったのかな?
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最後は右に急旋回しながら飛び去ろうとしたら、イモカタバミの別な花にクロホウジャクの顔がぶつかったのはご愛嬌。
つづく→別の種類の花にも吸蜜ホバリング
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