里山の急峻な山道でオオスズメバチ♀(Vespa mandarinia japonica)の死骸を見つけました。
複眼が白く変色しています。
足先以外は目立った外傷や破損がありませんし、おそらく昆虫病原菌や虫カビに感染して斃死したのでしょう。
いつ死んだのか、死亡時期が私には分かりません。
昨シーズンのワーカー♀が死んで雪の下に埋もれていたとしたら、夏までに死骸がここまできれいに残らず分解されてしまう気がします。
例えば、なぜアリが群がってオオスズメバチ♀の死骸を解体し巣に持ち去らなかったのか不思議です。
それとも越冬明けの創設女王が感染してしまったのでしょうか。
心臓破りの急坂を登る途中だったため、体長を採寸するなどじっくり調べる余力がありませんでした。
素人目には、これから冬虫夏草の一種ハチタケが育ちそうな予感がしたのですけど、定点観察に通えばよかったですね。
しかし山道の真ん中に転がっていたので、たまに往来する登山客やタヌキなどの野生動物に踏まれてしまいそうです。
かと言って、もしオオスズメバチの死骸を採集して持ち帰ったとしても、室内でハチタケが成長できる最適の培養条件(温度、湿度)が分かりません。
下手に霧吹きして室内に放置したら、普通のカビが生えるだけでしょう。
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