2023年6月上旬・午後14:00頃・晴れ
よく見ると何か小さな獲物を抱え、胸背に口吻を突き刺して吸汁しているようです。
獲物は黒い小さな甲虫ですが、私には種名どころかおおまかな分類(科)も見分けられませんでした。
餌食となった甲虫は、虫の息で脚を動かしています。
私がちょっと動いたら、警戒したオオイシアブ♂は少し飛んで別の木に止まり直しました。
今度は向きを変えて後ろ姿になりました。
その場で腹端を持ち上げたので脱糞するかと思いきや、予想は外れました。
腹端の交尾器の形状がよく見えるようになりました。
腹端の形状が今後の参考資料になるかもしれないので、写真を最後に載せておきます。
飛び立った瞬間を1/10倍速のスローモーションでリプレイしてみると、クロアリ(種名不詳)のワーカー♀が近寄ってきたので、獲物を奪われないよう自発的に飛び去っていました。
オオイシアブ♂が止まり木で腹部を持ち上げたのも、通りすがりのアリが体に登ってこないようにするためだったのかもしれません。
ムシヒキアブ科の仲間で♂が♀に共食いされないように求愛給餌する可能性がありそうとのことなので、気をつけて探すようにしています。
オオイシアブの性別の見分け方を今回の調べ物で初めて知りました。
今回の個体は胸部に橙色の剛毛が密生していることから♂と分かります(♀では黒い)。
過去の記事も遡って性別を追記しておきます。
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