2022年10月下旬・午後15:25頃・晴れ
河川敷の広場に植樹されたヤマボウシの生垣が紅葉し始め、熟した果実が赤く色づいていました。
その熟果にキアシナガバチ(Polistes rothneyi)の雄蜂♂が来ていました。
顔色が白いかどうかしっかり正面から見せてくれませんでしたが、触角が長くてカールしているので、ワーカー♀ではなく雄蜂♂ですね。
どうやらヤマボウシの甘い果汁を舐めているようですが、肝心の口元をどうしても見せてくれません。
撮影後にヤマボウシの熟果を調べても、食痕や傷口は見当たりませんでした。
肉眼では果皮から甘い果汁が滲み出しているようには見えないので、熟果の甘い芳香に誘引されただけかな?
スズメバチなら鋭い大顎で果肉を食害したかもしれません。
キアシナガバチ♂はヤマボウシの果実や枝葉を渡り歩いたり少し飛んだりして、次の熟果へ向かいます。
性フェロモンの原料など何かキアシナガバチ♂の繁殖行動に必須の化学物質をヤマボウシ熟果から摂取しているのだとしたら面白いのですけど、どうでしょうか?
しかし、ニクバエも同じヤマボウシの熟果に誘引されていたので、やはり甘い汁を吸いに来たのではないかと考えています。
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