2022年10月下旬〜11月上旬
山林の斜面をトラバースする細い山道に溜め糞場dが以前からあります。
通りかかる度に定点観察すると、どうもこの溜め糞場dは小規模で、なかなか持続しません(すぐに消失する)。
この山道は、谷側のスギ植林地と山側の雑木林のちょうど境界になっています。
溜め糞場を見下ろすように斜面の山側にトレイルカメラを設定して、何者が通ってきているのか監視してみましょう。
シーン1:10/31・午後19:50
丸々と太ったホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が右から登場しました。
溜め糞場dの匂いを嗅いでから左を向いて跨がったものの、短時間過ぎて脱糞したようには見えません。
(排尿マーキングした可能性は?)
道端に転がっている丸太の匂いを嗅いでから、ゆっくりと左に立ち去りました。
シーン2:11/3・午後21:05 (@0:29〜)
4日ぶりにタヌキが登場。
同一個体かどうか不明です。
林道を右から来て、溜め糞の匂いを嗅いでいました。
後ろ向きで排便したものの、フサフサした尻尾で肛門が隠れてしまい、糞の状態をしっかり確認できませんでした。
用を足すとノソノソと左に歩いて行きました。
残された溜め糞が下痢便の状態だと、どの野生動物の糞か素人には見分けるのが困難です。
自動撮影カメラのおかげで、溜め糞場dはタヌキの仕業と確かめることができました。
スギ林道の溜め糞場sと異なり、この地点ではカメラの設置期間中にアナグマは一度も現れていません。
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