2022年8月中旬・午前10:25頃・晴れ・気温25℃
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夜の溜め糞場に通い、排便およびスクワットマーキングするニホンアナグマ♂【トレイルカメラ:暗視映像】ニホンアナグマ(Meles anakuma)が里山のスギ林道に残した溜め糞sを観察していると、クロヒカゲ♂(Lethe diana)が飛び回っていました。
飛来シーンをまずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。
直後に等倍速でリプレイ。
左のやや軟便の小糞塊に着陸すると、クロヒカゲ♂は翅をしっかり閉じたまま、すぐに口吻を伸ばして一心不乱に吸汁し始めました。
クロヒカゲが土を舐めてミネラル摂取するシーンは過去に何度も見ていますが、獣糞に来たのは初見です。
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蝶が飛来したら、先客のキンバエは飛び去ってしまいました。
やがて、溜め糞の右奥のスギ落ち葉の下から肉食性のアカバトガリオオズハネカクシ(旧名アカバハネカクシ;Platydracus brevicornis)が忍び寄りました。(@1:17〜)
ハネカクシに襲われそうになった寸前に、クロヒカゲは翅を素早く開閉して撃退しました。(@1:38〜)
1/5倍速のスローモーションでまずはご覧ください。
一瞬だけ全開したクロヒカゲの翅表を見ると、前翅の白帯が不明瞭なので♂と判明。
右隣の糞塊(しっかりした一本糞×3)にカメラをパンすると、別個体のアカバトガリオオズハネカクシに襲われかけたキンバエの一種が逃げていました。
しばらくすると、クロヒカゲ♂は右の大きなアナグマ糞塊に移動して、吸汁を続けています。
溜め糞で待ち伏せしていたサビハネカクシ(Ontholestes gracilis)がクロヒカゲ♂に襲いかかろうとすると、蝶は素早く飛び退きました。(@3:16〜)
まずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。
直後に等倍速でリプレイ。
狩りに失敗したサビハネカクシはすごすごと右へ立ち去りました。
私は未だ肉食性ハネカクシの狩りが成功したシーンを見たことがありません。
周囲の山林ではエゾゼミ♂とミンミンゼミ♂がやかましく鳴いています。
クロヒカゲ♂は充分に吸汁して満足したらしく、私が他の昆虫を撮影している間にいつの間にかアナグマの溜め糞から飛び去り、二度と戻って来ませんでした。
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