2021年4月中旬・午後15:30頃・晴れ
春の田園地帯で顔馴染みのノスリ(Buteo japonicus)と出会いました。
初めは刈田の畦道に立っていました。
普段は見晴らしの良い止まり木で獲物を探しているノスリを地上で見かけるのは珍しいです。
野ネズミを狩ろうとして失敗したのかな?
急に畦道から飛び立つと、少し飛んでから畦道に突き刺してあるポールの天辺にフワリと止まりました。
飛翔シーンを流し撮りすると、羽ばたく際に翼の裏面の斑紋からノスリと確定しました。
フワフワと柔らかそうな脛の白い羽毛が春風になびいています。
よく晴れているため、背後の刈田から陽炎が立ち昇っています。
ポールの天辺から再び飛び立つと、力強い羽ばたきと滑翔を交互に繰り返し、用水路を渡る橋の欄干(ガードレール)の天辺に着地しました。
そこでしばらく休んでいたノスリが前屈みになり、尾羽をゆっくりと持ち上げると総排泄孔から少量の白い液状便を排泄しました。
糞は橋の上に落ちたようです。
真後ろからのアングルで脱糞シーンを撮影できたのは初めてで、総排泄孔の位置がよく分かりました。
私が撮りながら近づくと、ノスリは後ろを向いていたのにすぐに気づいて飛び去りました。
今度は山麓の農村部に立つ電線に止まりました。
そこでノスリは胸の羽毛を嘴で整えています。
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