2018年9月中旬・午前8:00
ハス(蓮)の葉は撥水性が極めて高いために、いくら雨が降っても葉が濡れることはありません。
葉に付着した雨水は表面張力で水滴となり、水銀のように滑らかに動いて、わずかな傾きでも葉から自然に転がり落ちてしまいます。
光合成の妨げとなる汚れが葉の表面に付着していても、雨が降れば動く水玉が汚れを取り込んで、自然に流れ落ちてしまうのです。(自浄作用)。
これをロータス効果と呼びます。
ロータスとはハスの英語名(lotus)です。
ロータス効果の仕組みを真似して取り入れることで、防水スプレーに頼らない雨具とか、危険な窓掃除をしなくても良い窓ガラスとか、洗車しなくても良い車のボディとかの開発が進む可能性を秘めています。
▼関連記事(前年の撮影)
水を弾き泥汚れも付かないハスの葉の秘密:ロータス効果の実演
前回は雨上がりに蓮の葉を手で揺らしましたが、今回は雨が降っている最中の様子を撮りに朝から蓮池に来たのです。
ところが、蓮池に着いた頃には小雨になってしまいました。
未練がましく撮ってみたら、それなりに趣のある映像になりました。
土砂降りにも負けないロータス効果を撮りたかったのですけど、夕立は短時間で止んでしまいます。
ピンポイント天気予報を見て、大雨になる前から出かけないと駄目ですね。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿