▼前回の記事
脱皮前の眠で微動だにするイラガ(蛾)若齢幼虫【100倍速映像】
イラガ(蛾)の飼育記録#2016-6
2016年9月中旬・午後15:39〜15:43・室温24.7℃、湿度59%
カキノキの葉表で眠状態のイラガ(Monema flavescens)の若齢幼虫をせっかく微速度撮影で監視していたのに、肝心の脱皮を開始する瞬間は油断して見逃してしまいました。
素人目には外見が干からびてきて生気が失われ、ただ発育不全で死に行く個体なのかと勘違いしてしまったのです。
カメラが一台しか無い上に、発育段階の異なる複数個体を飼っていると、どうしても他に目移りしてしまうという事情もあります。
気づいた時には体の前半部は既に脱げかけていて、仰天しました。
三脚を用意する余裕もなく、慌てて手持ちカメラで動画を撮り始めました。
今回はリアルタイムのHD動画です。
微速度撮影しなくても意外に早く脱皮することが分かりました。
下半身の抜け殻は白っぽい。
全身が抜け出るにつれて白く細長い気管の抜け殻も伸びていきます。
肉角や刺毛など複雑な形状なのにきれいに脱げるのが面白いですね。
抜け出てすぐに方向転換し、抜け殻の方に向き直りました。
直後は脱皮殻を食べません。
つづく→#7:脱皮後に抜け殻を食すイラガ(蛾)若齢幼虫【60倍速映像】
0 件のコメント:
コメントを投稿