2016年7月上旬
山間部の道端に茂ったクマイチゴの群落で2匹のトゲカメムシ(Carbula humerigera)が果実を吸汁していました。
赤く熟した実に一匹、隣の青い実にもう一匹来ています。
なぜ未熟な果実からわざわざ吸汁するのですかね?
しばらくすると、いつの間にか2匹とも赤く熟した同じ果実で吸汁するようになりました。
二匹の性別が私には見分けられないのですが、出会っても求愛交尾を始めたり餌資源をめぐって激しく喧嘩したりしませんでした。
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ヘビイチゴの果実で争うナガカメムシ科幼虫の群れ
観察と発見シリーズ『カメムシ博士入門』を読んでいたら、「キイチゴの実とトゲカメムシ」と題した生態写真がp65に掲載されていました。
自然林の果実にもいろいろなカメムシがつく。一般に寄主選択性が強く、限られた植物にしか見られないことも多い
のだそうです。
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