集団で冬尺蛾を狩るクサグモ幼体
2009年12月上旬
クサグモ(Agelena silvatica)幼体の飼育容器に今度は蛾を投入してみました。
獲物の素性について虫我像掲示板にて問い合わせたところ、この冬尺(前翅長~15mm)はウスバフユシャク♂(Inurois fletcheri)と教えて頂きました。
棚網で蛾が暴れると、体長差をものともせず、クサグモ幼体が何匹も集まってきて集団捕食の開始です。
数時間前にハエを与えたばかりなので腹が満たされているのか、狩りに参加する幼体の個体数が少ない気がします。
獲物の脚に噛み付いて引っ張ったり、胸背にまたがって噛んだりしています。
噛み付いたままその場で外消化・吸汁しているようで、糸によるラッピング行動は示しませんでした。
≪追記≫
残念ながら、これ以上飼育下でうまく越冬させることは出来ませんでした。
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