2023/01/07

キンミズヒキの実に群がって吸汁・交尾するトゲカメムシ♀♂

 

2022年8月下旬・午後12:50頃・くもり 

里山の廃道になった林道沿いに咲いたキンミズヒキの群落にトゲカメムシCarbula humerigera)が集まっていました。。 
花穂に訪花するのではなく、未熟な実が並ぶ実穂に群がり、実に口吻を刺して吸汁しているようです。 

茎(実穂)の最上部で交尾中の♀♂ペアがいました。 
なんとなく上にいる個体が♀で下が♂ではないかと思うのですが、どうでしょうか? 
(私はトゲカメムシの性別の見分け方を知りません。)
交尾中の♂が定期的に両後脚で♀の横腹に触れているのは、♀を宥める行動なのかな? 

茎の下の方に居る個体は、ニアミスしても互いに無関心で、配偶行動や交尾を始めませんでした。 
おそらく同性なのでしょう。  
横向きになった個体の口元を見ると、口吻を伸ばしてキンミズヒキの実を探っていました。 

同じ株の分岐した別の実穂には5匹目のトゲカメムシが単独で見つかり、やはり実から吸汁していました。
ちなみに、数m離れた地点のヨシ群落でも枯葉にしがみついたトゲカメムシ♀♂が交尾していました。 
必ずしもキンミズヒキにしか集まらない、という訳でもないようです。

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