2022年8月上旬・午前11:30・気温31℃
スギ林道の溜め糞場sにニホンカモシカ(Capricornis crispus)の幼獣が右から歩いて登場しました。
新機種のトレイルカメラはセンサーの感度が驚くほど向上したおかげで起動が早く、野生動物の登場シーンをしっかり記録してくれます。
この個体は角が細くて体格も華奢なので幼獣のようですが、どうして単独行動しているのでしょう?
近くに母親が居るのかな?
乳離れしたのか、毛並みが良く健康そうです。
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杉の木の根元の匂いを嗅いでいるのは、誰かヒトが立ち小便した跡が残っているのかもしれません。
ここにはホンドタヌキとニホンアナグマが別々に排泄した溜め糞があり、約11時間前にアナグマは尻の臭腺であちこちの下草にマーキングしていました。
同じ山林で暮らす野生動物の匂い付けをカモシカの幼獣は興味津々で学んでいるようです。
成獣になるとカモシカはタヌキやアナグマの溜め糞場に対してこれほど強い興味を示さなくなります。
カモシカも縄張り内の決まった場所で排便するのですが、私は未だ夏季にカモシカの溜め糞を見つけたことがありません。
カモシカの溜め糞場もトレイルカメラで監視してみたいものです。
後半になるとニホンカモシカ幼獣はカメラの左下でも長居しています。
何をしているのか残念ながら死角で見えません。
林道脇の崖の土を舐めて塩分補給しているのではないか?と思いついたものの、確かめるには林道の逆側にもう1台の監視カメラを設置する必要があります。
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