2018年10月中旬
舗装された農道でコカマキリ♀(Statilia maculata)がクルマバッタモドキ(Oedaleus infernalis)を捕食していました。
獲物を鎌で捕らえたコカマキリ♀は私が近づくと警戒し、こちらを見上げてじっとしています。
左の鎌で獲物の胸部(翅)を、右の鎌で獲物の頭部をガッチリ挟み込んでいます。
虫の息の獲物がヒクヒクと動きました。
餌食となったクルマバッタモドキは、後脚の脛節が赤く、膝(後腿節末端)は黒色でした。
胸背にトレードマークのX紋があります。
やがて警戒を解いたコカマキリ♀が獲物を生きたまま貪り食い始めました。
頭部の脳や胸部の飛翔筋が好きなようです。
コカマキリが獲物を食べながら顔を動かすと、偽瞳孔も動いて見えます。
獲物の胸背(後頭部?)に噛み付くと、クルマバッタモドキが急に力強く跳んで逃げようとしました。
一緒に宙を飛ばされたコカマキリ♀は鎌で獲物を離しませんでした。
その後も何度かバッタが必死に跳んで脱走を試みました。
頭部の脳を食われても胸部の末梢神経節が残っていれば、なんとか脚を動かせるようです。
数時間後に現場を再訪すると、コカマキリ♀は居なくなっていたものの、路上に食べ残しを見つけました。
現場検証のようにクルマバッタモドキの死骸を採寸しましたが、後翅を広げて黒紋の有無を確認すべきでしたね。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
コカマキリ♀@クルマバッタモドキ捕食 |
コカマキリ♀@クルマバッタモドキ捕食 |
コカマキリ♀@クルマバッタモドキ捕食 |
コカマキリ♀@クルマバッタモドキ捕食 |
コカマキリ♀@クルマバッタモドキ捕食 |
コカマキリ♀@クルマバッタモドキ捕食 |
コカマキリ♀@クルマバッタモドキ捕食 |
クルマバッタモドキ死骸:側面(コカマキリ♀食痕)+scale |
クルマバッタモドキ死骸:側面(コカマキリ♀食痕)+scale |
クルマバッタモドキ死骸:側面(コカマキリ♀食痕)+scale |
クルマバッタモドキ死骸:背面(コカマキリ♀食痕) |
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