2018年9月下旬
田んぼの畦道の草むらをオオウラギンスジヒョウモン♀(Argyronome ruslana)が忙しなくあちこち飛び回っています。
あちこちのイネ科の枯草に腹端を擦り付けて産卵しては、すぐに飛び去ってしまいました。
本種幼虫の食草はスミレ類なのですが、母蝶♀は食草に卵を産み付けるのではなく、産卵場所はかなり適当なようです。
(実はスミレの葉がちゃんと近くにあるのかもしれませんが、花が咲いていない時季だと私にはスミレが分からないのです。)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
【追記】
かなり古い資料なのですが、手元にある保育社『原色日本昆虫生態図鑑IIIチョウ類編』(1972年)でオオウラギンスジヒョウモンの産卵習性を調べると、
産卵は食草近くの他物に1卵ずつで、北海道では食草と無関係な樹木の葉上に産卵した報告がある。産付された卵はそのままの状態で越冬するが、一部秋に孵化して幼虫で越冬するのではないかとも思われる。(p213より引用)
オオウラギンスジヒョウモン♀@草むら/枯草+産卵 |
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