ヨトウガ(蛾)幼虫の飼育記録#2
▼前回の記事
ヨトウガ(蛾)幼虫の徘徊・探索
2018年9月下旬
飼育を始めたヨトウガ(Mamestra brassicae)の幼虫(俗名ヨトウムシ:夜盗虫)にシュウカイドウを庭から採ってきて与えてみました。
目に付いた花を適当に与えただけで、深い理由はありません。
夜になると蕾を食べ始めました。
30倍速の早回し映像をご覧下さい。
ピンク色の萼を食い破ると中にある黄色い雄しべや雌しべも食害しています。
夜行性なのに、撮影のために照明の光を当てても気にしないようです。
負の走光性よりも食欲が勝るのかな?
食餌中にときどき頭部を蕾の縁などに擦り付ける謎の動きをしているのが気になります。
シュウカイドウに含まれる食害防御物質(毒)が効いているのでしょうか?
北海道立衛生研究所がホームページで公開している情報によると、
シュウカイドウ(ベゴニア、シュウカイドウ科)は
全草にシュウ酸、サポニンなどを含むため、誤食すると胃や腸の粘膜がただれ、下痢、痙攣、虚脱などを起こします。
少し嫌がる素振りを見せながらも、シュウカイドウの蕾を休み休み食べ続けるヨトウガ幼虫もさすが広食性の害虫です。
後半は食餌を止め、辺りをウロウロと徘徊運動しています。
翌朝シュウカイドウの株を調べると、食痕は蕾に残されているだけで、葉を食べた形跡はありませんでした。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→#3:ヨトウガ(蛾)の幼虫がシュウカイドウの蕾を食害
ヨトウガ(蛾)幼虫@シュウカイドウ蕾+食害 |
ヨトウガ(蛾)幼虫@シュウカイドウ蕾+食害 |
ヨトウガ(蛾)幼虫@シュウカイドウ蕾+食害・全景 |
0 件のコメント:
コメントを投稿