2023年12月下旬・午前8:20頃・雪
雪がしんしんと降る朝に、雪深い林床を縦列で遊動するニホンザルの小群が右から左へ続々と横切りました。
トレイルカメラもすっかり雪に埋もれかけているようで、その存在に猿たちは全く気づいていない様子です。
動画に写ったのは計3頭ですが、トレイルカメラのセンサーを起動させた先頭個体がいたはずですから、少なくとも4頭の群れが遊動していました。
2頭目は子猿で、右上から雪面に飛び降り、ラッセルされた獣道を左へ向かいました。
3頭目の成獣は通りすがりに根曲がり巣穴に気づくと興味を示し、巣口を覗き込みました。
せっかくお尻を向けてくれたのに、新雪が付着して性別不明です。
実は3時間20分前の夜明け前にイタチが出没していました。
この地点でニホンザルの群れが撮れたのは初めてです。
根雪が積もった後の真冬に、山から降りてきた野生ニホンザルの群れがこんな平地に現れるとは、ちょっと驚きました。
何を食べているのでしょうか?
スギ防風林にニホンザルの食べる餌はなさそうなので、どこか別の餌場へ遊動する通り道として使っているだけでしょう。
民家の庭などあちこちに植えられたカキノキの樹上に残された熟柿を食べ歩いているのではないか?と予想しています。
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