2020年7月上旬・午後16:15頃・くもり
家庭菜園のトウモロコシ畑でセイヨウミツバチ(Apis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。
体に白い花粉が少し付着しているものの、後脚の花粉籠は空荷の個体でした。
雄花から雄花へ飛び回るだけで、なぜか葯から集粉しませんでした。
花粉がほとんど残っていないのですかね?
未練がましく未熟な花穂の周囲を飛び回ったりしていて、採餌経験の浅いワーカーなのかもしれません。
ミツバチがトウモロコシの花粉を集める様子は、また来年にしっかり撮り直します。
(その後あちこちのトウモロコシ畑を見て回ったのですが、この夏は撮れず仕舞いでした。)
確かイネ科のトウモロコシは風媒花のはずだと思っていたので、虫媒花でもあるとは意外でした。
…と書こうとしたのですが、落ち着いて考えると、送粉者(この場合はミツバチ)が雄花から雌花へ行かないと授粉しませんね。
風媒花なら送粉者への報酬である蜜をほとんど用意していないはずですから、ミツバチはトウモロコシの雄花でひたすら集粉するだけと予想されます。(花粉を一方的に収奪)
逆にもしミツバチがトウモロコシの雌花を訪れたら、そこには報酬の花蜜があるということになります。(虫媒花)
(トウモロコシの)花粉は風媒され、受粉すると雌花の付け根が膨らみ種子(可食部)が形成される[5]。(wikipediaより引用)
久志冨士男、水野 玲子『虫がいない 鳥がいない:ミツバチの目で見た農薬問題』という本を読んでいたら、口絵11に「トウモロコシに訪花するニホンミツバチ」と題したカラー写真が掲載されていました。
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