2013年8月下旬
家庭菜園の畑でクロマルハナバチ(Bombus ignitus)のワーカー♀がナス(茄子)に訪花していました。
後脚の花粉籠に白い花粉団子を付けています。
花にぶら下がると腹面に落ちた花粉を脚で掻き集めています。
おそらく胸部の飛翔筋で葯を揺する振動集粉を行っていると思われますが、セミの鳴き声がうるさくて聞き取れません。
近年、世界中でミツバチが激減して大騒ぎになっていますが、マルハナバチも作物の受粉を媒介して育てるきわめて重要な縁の下の力持ちです(送粉者)。
クロマルハナバチはトマトのハウス栽培などで活躍しているそうです。
ナス科植物の花など、花蜜を出さず、豊富な花粉をマルハナバチに与えて花粉の一部を送粉してもらう特殊なマルハナバチ媒花もあります。
(『マルハナバチ・ハンドブック』p40より)
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