2025/09/07

山中の水溜りに母親と一緒に来て水を飲むニホンカモシカの幼獣【トレイルカメラ】

 



2024年7月上旬

シーン1:7/1・午後12:25・雨・気温27℃(@0:00〜) 
山林にある湿地帯で湧き水が滲み出す水溜りを自動撮影カメラで見張っています。 
梅雨の時期なので雨が降り、水溜りの水量が増えました。 


シーン2:7/3・午後12:37・くもり・気温20℃(@0:04〜) 
ニホンカモシカCapricornis crispus)の母子が水場にやって来ました。 
母親が先導して、水溜りの横を通って湿地帯の泥濘を右から左へ横切りました。 
横から腹面を見ても♀の乳房や乳首が見えません。 

後続の幼獣は毛皮が白っぽく、たてがみが黒く、角は未だとても短いです。 
幼獣は喉が渇いているのか、水面の匂いを嗅ぎ、舌を出してペロっと舐めました。 
水を少し飲んだだけで、慌てて走って母親を追いかけます。 

母子ともに雨上がりで全身の毛皮が濡れていました。 

シーン3:7/3・午後13:12・くもり・気温21℃(@0:20〜) 
約35分後に、同一個体と思われるカモシカの幼獣が左から水場に戻ってきました。 
水際で頭を下げると、泥水を飲みました。 

幼獣は迷子になったのではなく、左奥の茂みの陰から母親♀が現れました。 
幼獣を待っている間に、母親♀は何か下草の葉をむしゃむしゃ食べていました。 
喉の乾きを癒やした幼獣が母親♀に駆け寄っても授乳しませんでした。 


※ 雨音や水を飲む音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】 
ニホンカモシカの幼獣が水を飲んだということは、てっきり離乳した後なのだろうと推測しました。 
しかしPerplexity AIに問い合わせると、カモシカの幼獣は授乳期でも乳とは別に水を飲んで水分を補給する必要があるらしく、離乳後と決めつけることはできないのだそうです。 


つづく→

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