2020年7月中旬・午後17:25頃・くもり
河原のコンクリートブロックで護岸された緩斜面に3羽のハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)が集まっていました。
ブロックの隙間からヨモギ?などの雑草が生え、蔓植物のクズが護岸の大部分を覆っています。
2羽は口内が赤い幼鳥でした。
何か採食している1羽の成鳥(親鳥)の傍らで、2羽の幼鳥がつきまとって餌乞いしているようです。
対岸からでは遠くて鳴き声を聞き取れませんでした。
1羽の幼鳥aが親鳥の真似をしてヨモギ?の葉を啄んでから、翼を少し広げてコンクリート護岸の斜面に座り込みました。(@0:37)
その体勢で羽繕いをしようとしてバランスを崩しました。
突然、親鳥が左へ飛び去り、幼鳥2羽が取り残されました。(@0:45)
どうやら親鳥が幼鳥へ巣外給餌したシーンを私は見逃してしまったようです。
雑草の生えていないコンクリートブロックが露出した部分で幼鳥aが再び翼を広げて座り込み、羽繕いを始めました。(@0:53)
快晴ではなく夕方の曇り空なのですが、おそらく昼間の太陽光で温められたコンクリートの予熱で羽根を虫干ししたいのでしょう。
蟻浴の可能性もありますが、特定の1箇所には固執しなかったので、虫干しだと思います。
もう1羽の幼鳥bが兄弟姉妹aにキスしたり割り込もうとしたり、嘴でつついたり、色々とちょっかいをかけている様子が微笑ましいです。
虫干し行動を少し真似することもありました。
もしかすると、ときどき相手の体を啄むのは、体に登ってきたアリを捕食しているのかな?
だとすると蟻浴説が一番しっくりくるのですが、遠過ぎて小さなアリは映像に写っていません。
幼鳥aが場所を少し変えて、羽根の虫干しと羽繕いを続けます。
もう1羽の幼鳥bは飽きっぽい性格のようで、護岸の上部に移動するとクズ群落で探餌採食を始めました。
後半は望遠レンズを装着し、少しだけ近づいてから続きを撮影。(@2:43〜)
相変わらず2羽の仲良し兄弟姉妹は羽根を虫干ししながら互いにちょっかいをかけています。
相互羽繕いというよりも、嘴でつついて遊んでいるようです。(ふざけてる)
護岸に生えた枯草の茎を試しに咥えて引き寄せようとパクパクしている嘴の中が赤いので、幼鳥と分かります。
※ 動画編集時にうっかり音声を消してしまい、無音になってしまいました。
動画編集ソフトをバージョンアップしたら、使い方が少し変わっていたのです。
対岸から望遠で撮ったので、川の流れる音にかきけされてカラスの鳴き声は聞き取れませんでした。
私がカラスの正面から撮ろうと更に左へ移動したら、警戒したハシブトガラス兄弟は虫干し行動を止めて通常の採食行動になってしまいました。
つづく→河原で探餌採食するハシブトガラス幼鳥の兄弟(野鳥)
カラスが身を伏せていた現場に行って、アリの巣またはアリの行列があるのかどうかを調べるべきでしたね。
また、コンクリート護岸の表面温度も測るべきでした。
しかし対岸に行くにはかなり遠回りして橋を渡らないといけません。
億劫で断念した私は修行が足りませんね。
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