2023年3月下旬
笹薮の生い茂る河畔林でタヌキの溜め糞場rpを自動撮影カメラで定点監視しています。
シーン1:3/26・午後14:50・雨天・気温8℃(@0:00〜)
雨が降る午後に1頭のホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が右から登場しました。
夜行性のタヌキが明るい日中に溜め糞場に来るのは珍しいです。
北東を向いて排便すると、ブルブル身震いして濡れた毛皮の水気を切ってから左手前に立ち去りました。
雨天の昼間に脱糞するタヌキは初見です。
シーン2:3/26・午後14:54・気温9℃(@0:36〜)
3分後に2頭目の個体が溜め糞場rpにやって来ました。
おそらく♀♂番 のパートナーが相次いでやって来たのでしょう。
登場経路(右から)も、排便する向き(北東)も先行個体と同じでした。
左手前に立ち去る間際に立ち止まって身震いする行動まで同じで、まるで再放送のようでした。
明るい昼間ならタヌキの顔つきから個体識別できるでしょうか?
シーン3:3/31・午後13:15・晴れ
5日後に現場入りしてトレイルカメラの電池を交換しました。
林床の残雪は完全に無くなり、周囲に生い茂る笹藪の草丈は最大で約170cmにも伸びていました。
カメラの視界を遮って撮影の邪魔になりそうな笹だけ最小限に刈りました。
あまり環境を改変しすぎると、タヌキが警戒して溜め糞場rpに近寄らなくなってしまいそうです。
大量の溜め糞はほとんど古くて乾いた糞でした。
ズームインしても、食糞性の昆虫は全く(ハエ1匹さえ)来ていません。
最後に引きの絵で状況説明したつもりが、せっかちな私の悪い癖でカメラを振り回すスピードが早過ぎました。
酔いそうな映像だったので、1/2倍速のスローモーションに加工しました。
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