2022年11月上旬・午前2:40頃
深夜の河畔林でニセアカシアの根元に野ネズミ(ノネズミ)が現れました。
画面左上の赤丸の位置に注目して下さい。
初めはキョロキョロと左右を見て警戒しているようでしたが、一箇所に留まって一体何をしているのでしょう?
採食中なら後ろ姿でも動きでなんとなく分かるはずです。
赤外線の暗視映像で白く光る目が次第にトロンと閉じてきました。
採食活動や貯食行動に疲れて居眠りしているのかな?
休みたいのなら安全な隠れ家や巣穴に行くべきです。
フクロウやテンなど夜行性の捕食者に襲われるリスクがあるのに、こんな無防備な場所で野ネズミが居眠りするとは驚きました。
トレイルカメラの録画が1分間で終わってしまい、野ネズミが再び覚醒して立ち去るまで見届けられませんでした。
以下は聞きかじりの知識なのですが、トキソプラズマという寄生虫がいます(単細胞の原生動物)。
ネズミがトキソプラズマに寄生されると脳が冒され、天敵であるネコの尿に警戒感を示さず食べられやすくなるそうです。
つまり、トキソプラズマに感染したネズミは自身の捕食者であるネコに対して恐怖心を抱かなくなるそうです。
その結果、トキソプラズマは中間宿主のネズミから終宿主のネコの体内に移行、寄生することができるのです。
これは寄生虫が宿主の行動を操作・干渉する一例として有名です。
もしかすると、今回の野ネズミはトキソプラズマに感染して天敵への恐怖心が薄れてしまった個体なのではないかと勝手に妄想しました。
それとも、野ネズミが採食活動の合間にこうして断続的に短時間の居眠りをするのは、ごく普通のことなのでしょうか?
(野ネズミは超ショートスリーパー?)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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