2022年8月中旬・午後14:20頃・くもり
里山の林道(砂利道)でオオハキリバチ♀(Megachile sculpturalis)が低く飛び回っていました。
巣材集めの採土がしたいのだろうとピンときました。
オオハキリバチ♀はかすかに羽音を立てて飛び回り、あちこちで試掘して土質を調べ、気に入ったら採土します。
大顎で地面をガリガリ削り取るのです。
ドロバチ科やクモバチ科のように水を吐き戻しながら滑らかな泥玉を作るのではなく、ただの土塊を巣に持ち帰ります。
今回は雨上がりで、湿り気を帯びた土を採掘していました。
採土後に飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に切り替えました。(@1:03〜)
※ 薄暗い後半は明るく加工しました。
オオハキリバチは造巣過程の各段階で異なる巣材を用います。
土塊を使うのはごく一部なのですが、フィールドで見かける巣材集めは圧倒的に採土行動が多いです。
我々の目に付きやすいからなのでしょう。
メインの巣材は樹脂なのに、オオハキリバチ♀が樹脂を集める行動は1回しか観察したことがありません。
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