2022年8月中旬〜下旬
スギを植林した山林の林道を監視するトレイルカメラを増やして2台体制にしてみました。
溜め糞場sに来る野生動物を林道の両側(2アングル)から撮影しようという目論見です。
すると、ニホンリス(Sciurus lis)の活動が記録されるようになりました。
シーン1:8/15・午後17:37
今まで林道脇のスギの木に長期間設置してきたトレイルカメラが画面中央に写っています。
林道を挟んで反対側に立つホオノキの幹に固定した2台目のトレイルカメラで撮影しました。
動画冒頭で赤丸に注目して下さい。
スギの左横枝(スギ以外の灌木?)からフサフサした尻尾が見えます。
幹の背後を通ってスギの木を降りたリスが、背後の斜面を斜め右に駆け上がりました。
リスの素早い走りを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:19〜)
シーン2:8/24・午前9:43 (@0:41〜)
9日後にニホンリスが再登場。
スギの幹にリスがしがみついていました。
トレイルカメラが気になって調べに来たのかな?
トレイルカメラの真下に来ていたものの、そちらのカメラには何も写っていませんでした。
太い幹を回り込んで斜面に飛び降りると、前回と同じく林床を右上に駆け上がりました。
おそらく前回と同一個体で、森の巡回ルートが決まっているのでしょう。
旧機種は癖があり、昼間に動画撮影してもカラー映像がまともに撮れないことが多いです。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
シーン3:8/27・午前7:20・気温21℃ (@0:54〜)
さらに3日後の朝。
杉に固定したトレイルカメラ(新機種)の映像です。
対面に見えるスギの根元の右から登場したリスが、奥の斜面を下ったようです。
野ネズミと異なり、夜の暗視映像にリスが写ったことは一度もありません。
同じ齧歯目でもリスは完全な昼行性のようです。
本来リスはスギ林なんかに用事は無いはずです。
この地点で積雪期にリスが写っていたので、夏にときどき通りかかってもさほど意外ではありません。
現場周辺を探索すると、数十m離れた地点(スギを植林した区画の隣)でオニグルミの大木を見つけました。
関連記事(7か月前の撮影)▶
・雪山でスギの木を登るニホンリス【トレイルカメラ】
・ニホンリスが杉林の雪道を疾走【トレイルカメラ】
おそらく、リスは普段そこを活動拠点にしているのでしょう。 (今後の撮影課題)
夏にボリボリ、ガリガリ♪かじる大きな音が静かな杉林に響き渡っていたのは、ニホンリスがクルミの実を齧っていたのだろうと見当がつきました。
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