前回の記事(8ヶ月前の撮影)▶雪山の杉林を通るニホンイノシシ【トレイルカメラ:暗視映像】
タヌキとアナグマの溜め糞場sがある里山のスギ林道を監視するトレイルカメラにニホンイノシシ(Sus scrofa leucomystax)が写りました。
晴れた夜に林道をゆっくり歩いて右から登場しました。
カメラを見上げた両目が白く光り、隻眼の個体ではありません。
▼関連記事(1週間前の撮影)
右目を失明したニホンイノシシが夜霧の水場に登場【トレイルカメラ:暗視映像】この個体は体毛が非常に薄く、皮膚に斑模様が浮かび上がっています。
ほとんど無毛で、睫毛しかありません。
イノシシの夏毛がここまで薄いという話は聞いたことがありません。
野生イノシシの観察歴が浅い私には良く分からないのですが、疥癬などの皮膚病に感染して脱毛したのですかね?
それとも養豚場から逃げた豚が野生化した野ブタなのかな?
YouTubeのコメント欄にて、「養豚場から逃げた家畜の豚なら耳にタグが付いているはずだが、映像の個体には無い」とのご指摘がありました。
これぐらい分かりやすい特徴があれば、今後も個体識別できそうです。
しかし体毛が無いのでは、雪国の寒い冬はとても越せないでしょう。
トレイルカメラの真下で疥癬イノシシが何をしているのか気になります。
私の残り香に興味があるのでしょうか?
カメラを固定したスギの幹の根元は法面の土が崖のように露出しています。
同じ場所を通りかかるツキノワグマやニホンカモシカも同様に寄り道していくので、それらの野生動物は崖の土を舐めて塩分補給しているのではないか?と推測してみました。
(カモシカについては、その仮説は後に否定されます。)
録画が一旦終了してから再び起動しました。
その間に下草の匂いを嗅ぎながら林道を右に戻って行く疥癬イノシシの後ろ姿がちらっと写っていました。
(イノシシの不在時を5倍速で早回し。)
しばらくすると同一個体の疥癬イノシシが再び右から戻って来ました。
林道の真ん中に黒々と残されているタヌキの溜め糞sを匂いで嗅ぎつけると、暗闇でも踏まないように注意しながら通過しました。
一方、アナグマの溜め糞には無反応でした。
口元に牙が見えたので、どうやら♂のようです。
最後は急に何かに驚いて(踏んだ感触が変だった?)林道を左に走り去りました。
※ 後半のみ動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。
カメラのレンズのすぐ近くにザトウムシの一種が陣取っているようで、長い歩脚で何やら手招き(徘徊?)している動きが目障りですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿