ツリフネソウの花粉を食すコアオハナムグリ
2017年9月上旬
山麓の湿地帯(休耕田)に咲いたツリフネソウの群落でコアオハナムグリ(Gametis jucunda)が訪花していました。
花に潜り込んで花粉を食べているようです。
ツリフネソウの花蜜は、花の後部でくるりと巻いた距の先端にあるのですが、図体の太いコアオハナムグリは蜜腺までとても口が届きません。
とても長くてしなやかな口器を有するトラマルハナバチやスズメガ類を送粉者として指名するようにツリフネソウは花の形状を共進化させてきたのです。
一方、コアオハナムグリはツリフネソウの花粉を報酬にして送粉を助けていると言えそうです。
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