2025/08/01

山中の湿地帯を夜にうろつく夏毛のホンドテン【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年6月下旬 

シーン1:6/28・午後12:39・くもり(@0:00〜) 
山林に少し開けた湿地帯があり、湧き水が滲み出した浅い水溜りを野生動物や野鳥が水場として利用するので、自動撮影カメラ(旧機種)で見張っています。 


シーン2:6/28・午後19:21(@0:04〜) 
晩に夏毛のホンドテンMartes melampus melampus)がやって来ました。 
尻尾の先端が白く足先が黒いのでキツネかと思いきや、全身像が写るとその正体はテンでした。 
夜の湿地帯をうろついて、おそらくヤチネズミやカエルなどの獲物を探しているのでしょう。 


関連記事(同所の撮影)▶  


ホンドテンが右奥の泥水溜りに向かうと、別アングルで設置したもう一台の監視カメラの赤外線LEDが点灯したのですが、何も写っていませんでした。 

結局、テンは水溜りの水を飲んだり浴びたりすることはありませんでした。


つづく→

池畔のマユミとハルニレの枝先に集まって次々と泡巣を作り産卵するモリアオガエル♀♂【微速度撮影#4】

 



2024年6月中旬〜下旬 

山形県内はまだ梅雨入りしていません。 
降雨量が少なく、かつてないほど深刻な水不足です。 
山中にあるモリアオガエルRhacophorus arboreus)の繁殖池はどんどん縮小し、干上がりつつあります。 

タイムラプス専用カメラを使い、午前5:30〜午後18:00のタイマー設定で1分間隔のインターバル撮影を行いました。 
丸一週間分(7日間)の記録です(6/14〜6/21)。 

8GBのSDカードのうち、40%しか使われていませんでした。 
普段はトレイルカメラで動画撮影している私にとって、インターバル撮影でも昼間の静止画では電池がほとんど消費しないことに驚きます。 

池畔に自生するマユミ灌木の水面に張り出した枝にモリアオガエル♀♂がときどき集まってきます。
集団抱接および産卵のシーンが新たに記録されていました。 
画面左の手前に自生するハルニレの灌木でも産卵するようになりました。(@5:00〜) 
抱接しながら分泌液を後脚で泡立てて白い泡巣を作り、その中に産卵、放精するのです。


つづく→

2025/07/31

仰向けで毛繕いするニホンアナグマ♀:母親【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年6月下旬・午後15:06・小雨・気温21℃ 

ニホンアナグマMeles anakuma)幼獣たちは巣内で疲れて寝ているようです。 
母親♀が独りで巣口Rの横に座り込んでいました。 
林床で仰向けになると、毛繕いを始めました。 
ときどき体の痒い部分をボリボリ掻いています。 

最後は奥の林内へノソノソと歩き去りました。 


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