2013年5月上旬
アカヤマアリ(Formica sanguinea)の巣の定点観察。
暖かくなり巣外を活動するワーカーの個体数が増えていました。
舗装された路肩と地面の境界にある巣口は複数あるようです。
映像冒頭に登場するようないかにも巣口らしい穴以外にも、地面の裂け目のような巣口が並んでいるようで、全部で幾つあるのかはっきりしません。
前回の観察でゴミや砂粒をせっせと巣口に運ぶという謎の行動をしていましたが、近縁種のエゾアカヤマアリが作るような蟻塚は見当たりませんでした。
エゾアカヤマアリの門番は巣口に近づく者に対して腹端を前方に曲げて蟻酸攻撃をしかけるらしいのですが(『里山昆虫ガイドブック』p76より)、この巣で私にそのような攻撃姿勢を取るアリは見られませんでした。
ワーカーの労働は奴隷アリに使役させるだけではなく、アカヤマアリ♀自身も働いています。
奴隷の黒アリワーカーを3匹採集して帰りました。
クロヤマアリ♀(Formica japonica)と思うのですがどうでしょう。
クロヤマアリ♀標本a:背面@方眼紙 |
クロヤマアリ♀標本a:背面@方眼紙 |
クロヤマアリ♀標本a:腹背@方眼紙 |
クロヤマアリ♀標本b:側面@方眼紙 |
クロヤマアリ♀標本b:顔@方眼紙 |
クロヤマアリ♀標本b:背面@方眼紙 |
クロヤマアリ♀標本c:側面@方眼紙 |
クロヤマアリ♀標本c:背面@方眼紙 |
クロヤマアリ♀標本c:腹面@方眼紙 |
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