2022年9月上旬・午後23:45頃
山中の泉をトレイルで監視していると、真夜中に蛇が現れました。
対岸の草むらで白く光る目が動いています。
水際でしばらく躊躇してから、鎌首をもたげました。
水面を素早く泳いで右岸へ渡りました。
蛇行による泳ぎはビックリするほど速いですね。
草が生い茂る右岸の崖を蛇行して登って行きます。
モノクロの暗視映像ではヘビの種類を見分けられません。
しかし候補として、ヤマカガシが挙げられます。
実は約3週間前の8月中旬の昼間に、この池の左岸でヤマカガシ(Rhabdophis tigrinus)を目撃しているからです。
池畔に育ったミズナラの根本を私が何気なく覗き込んだら、ヤマカガシが崖をスルスル登って逃げて行きました。
証拠映像を撮り損ねた悔しさを鮮明に覚えています。
この池にはオタマジャクシやカエル、野ネズミなどが豊富ですから、お気に入りの狩場なのでしょう。
泳ぐヤマカガシも昔に見たことがあります。
関連記事(6年前の撮影)▶ 水路を泳いで渡るヤマカガシ
トレイルカメラの電池が消耗していて、設定した録画時間(1分間)よりも早く切れてしまいました。
池を渡り切ったところまで尺に収まってくれたのは奇跡です。
何よりも不思議なのは、なぜ自動撮影カメラでこの映像が撮れたか?ということです。
爬虫類のヘビは変温動物ですから、いくら動き回ってもセンサーが反応して起動するはずはありません。
動画には写っていませんが、対岸の草むらで夜行性の野ネズミを追跡中だったのかな?
あるいは、直前に飛来したコウモリが一瞬だけ横切ったのかもしれません。
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