2015/06/22

触られて暴れるヒオドシチョウ垂蛹



ヒオドシチョウの飼育記録#10


▼前回の記事
ヒオドシチョウ前蛹の脱皮・蛹化【2アングルの微速度撮影】

2015年6月上旬・室温23℃・湿度45%

チョウ類の蛹に産卵する寄生蜂が居るので、逃げられない時期の蛹であっても身を攀じって威嚇する程度の運動能力は残しています。
ヒオドシチョウNymphalis xanthomelas japonica)の蛹に指で触れると嫌がって蠕動する」はずと期待して動画に撮ろうとしたら、個体によって反応性に差があり興味深く思いました。
4頭は順に(違う日に)蛹化したので、発生ステージ(蛹内の変態)による違いかもしれません。
触れても反応しない蛹は体内寄生されているのかと心配しましたが、杞憂でした。(全て無事に羽化しました)

唯一、6日前に竹の棒にぶら下がって蛹化した個体a黄のみが身を攀じって少し暴れました。
同じ日の晩に、同一個体が自発的に蠕動したのを目撃しています。
残りの3頭はしつこく触れても無反応でした。
蛹は錆色のままですが、羽化が近いのかな?
この個体a黄は4日後に羽化しました。

こんな簡単な実験を毎日繰り返すだけでも羽化が近いかどうかなど何か傾向が掴めたかもしれません。
ところが、その後忙しくなってしまい、やれたのはこの日だけです。

つづく→#11:ヒオドシチョウの羽化【微速度撮影a】


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