2024年4月中旬・午後17:40頃・くもり・気温10℃・(日の入り時刻は午後18:22)
アナグマの死後も平地の二次林で旧営巣地(セット)を自動撮影カメラで見張っていると、夕方にホンドギツネ(Vulpes vulpes japonica)がやって来ました。
前回の登場から12日ぶりで、尻尾がフサフサした健常個体でした。
巣口Rの匂いを念入りに嗅いでから、足早に左の巣口Lへ向かいました。
次に巣口Lを見下ろして匂いを嗅ぐと、慌てて右へ走り去りました。
巣穴Lに住み着いた野生動物は居ないので、巣内の家主に威嚇された訳ではありません。
下半身の麻痺した「いざりタヌキ」が巣穴Lの奥で餓死しているのではないか?と私は疑っています。
その死臭を嗅覚の鋭いキツネが嗅ぎつけて、逃げ出したのでしょうか?
キツネは新鮮な死骸なら食べるらしいのですが、腐敗の進行した死骸を忌避するのだそうです。
私の嗅覚では、この営巣地で死臭を感じません。
巣口Lにハエが飛び回っている訳でもありませんでした。
死骸の有無を確かめるには発掘調査をする必要があるのですが、何年も使われてきた巣穴を壊したくありません。
つづく→
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