2022年9月中旬・午後12:50頃・晴れ
触角の形状から♀と見分けられます。
セスジスカシバ幼虫の食草はバラ科のキイチゴ類なので、♀が産卵していた可能性が高いです。
横からではなく背側から撮ったので、残念ながら産卵姿勢かどうかはっきり見えませんでした。
撮影後に葉をめくってみて、裏面に卵の有無をチェックすべきでしたね。
実際に、セスジスカシバ♀が居た葉には虫に大きく食害された跡(食痕、虫食い跡)が残っていました。
母親の立場になって考えると、虫食いの無いきれいな葉(餌資源として質の高い葉)に産卵した方が孵化してくる幼虫のためになる気がするのですけど、この♀個体は無頓着でした。
カメラを近づけたら警戒し、飛んで逃げました。
かすかに聞こえる羽音も蜂のような重低音でした。
キイロスズメバチにそっくりなベーツ型擬態をした昼行性の蛾ですから、こんな虫が飛んで向かってきたら、多くのヒトは怯んでしまうはずです。
見た目(視覚)だけでなく羽音(聴覚)でもハチに似せているのは興味深いですね。
翅の形態を似せれば、自ずと羽音も似てくるのでしょうか?
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
※ 羽音♪が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
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