2021年1月中旬・午前9:25頃・晴れ
明け方の放射冷却現象のせいで、トウモロコシ畑に積もった雪の表面が固く凍っています。
クラスト状態の雪原をハシボソガラス(Corvus corone)がトコトコ歩いて来ました。
嘴には何か餌を咥えています。
奥に見える小山のように盛り上がった雪の下には籾殻の山が積み上げてあり、家庭から出た生ごみと一緒に堆肥を作っているようです(コンポスト)。
カラスはその生ゴミを漁り、サツマイモの輪切りを拾ってきたようです。
そのご馳走をハシボソガラスは屋敷林(生垣)の根元にこっそり隠そうとしたものの、諦めて再び雪原に出てきました。
私に隠し場所を見られていることを嫌ったのか、あるいはカチカチに凍った雪を掘ることができずに貯食を諦めたのでしょう。
サツマイモの輪切りを足で押さえながら嘴でつついたものの、カチカチに冷凍されていて食べられません。
カラスは左足で頭を掻くと、場所をあちこち変えながらなんとかサツマイモの輪切りを食べようとしています。
サツマイモを咥えたまま真上に軽く飛び上がり、生垣の細い枝の茂みに着陸しました。
何をしたいのか分かりません。(フラストレーションの転移行動?)
餌を持て余したカラスは咥えたまま飛び立つと、奥の生ゴミ捨て場(堆肥)に戻りました。
雪山の死角に入ってしまい、結局サツマイモの輪切りを貯食したのかそれとも凍ったまま食べたのか、不明です。
私がもう少し離れたところから隠し撮りしていれば、貯食シーンを観察できたかもしれません。
生ごみにしては状態が良いサツマイモなので(腐ったりしていない)、誰かが冬の野鳥に給餌しているような気もしてきました。
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