2021年1月中旬・午後15:30頃・晴れ
大通り沿いにあるコイン精米所(無人精米所)の屋根や看板にスズメ(Passer montanus)が集まっていました。
しばらくすると、スズメの群れは除雪された歩道に次々に舞い降りました。
チュンチュン♪鳴き交わしながら、歩道の溝の水たまりから何かを啄んでいます。
おそらく精米所に出入りするヒトが落としてしまった(こぼした)米粒や、精米機のメンテナンスで洗い流した屑米(米粉?)が側溝の横に散乱しているのでしょう。
餌の乏しい雪国の野鳥にとって貴重な食糧です。
ヒトの暮らしに依存したシナントロープであるスズメらしい食生活ですね。
初めはスズメが水たまりで飲水しているようにも見えたのですが、水中に嘴を突っ込んだ直後に首を素早く左右に振り、水気を切ってから米粒を食べているようです。
交通量の多い大通りの反対側から撮影したので、車が通るたびに画面が遮られて邪魔ですね…。
横を車が走っても腹を空かせたスズメは気にせずに採食しています。
食餌に夢中でも歩行者が通りかかるとスズメの群れ(計16羽?)は一斉に飛び立ち、近くの民家の庭木(落葉灌木)やコイン精米所の屋根、看板などに一時避難します。
危険が去ると再び精米所前の歩道に戻って来て、屑米の採食を再開。
スズメの群れに混じって1羽のハクセキレイ♂若鳥(Motacilla alba lugens)も歩道を走り回って屑米を採食していました。
嘴の根元が黄色っぽい若鳥でした。
ハクセキレイ♂の方がスズメよりも図太く、ヒトが歩いて来てもギリギリまで精米所の前に居残っていました。
撮影後に精米所前の歩道を現場検証したのですけど、生米や籾米、屑米などは見つけられませんでした。
全て野鳥が食べ尽くしてしまったようです。
採食シーンの動画撮影は切り上げ時の見極めが大切で、採食メニューが分からないときは早めに撮影を打ち切って現場検証しないといけません。
精米所の周辺は冬に限らずスズメが集まっていそうなので、今後も新たなバードウォッチング・ポイント(街なかの探鳥地)として注目していくつもりです。
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