2020年10月中下旬・午後15:00頃・晴れ
山際の家庭菜園の片隅に咲いた色とりどりのマリーゴールドの花で見慣れない双翅目が訪花していました。
図鑑『札幌の昆虫』で名前を調べてみると、スズキフタモンハナアブ♀(Ferdinandea cuprea)と判明。
口吻を伸縮させて花粉や花蜜を舐めています。
マリーゴールドの花から飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
『あおもり昆虫記』のサイトに掲載されたスズキフタモンハナアブのページには「ブナ林に依存性があるアブのようだ」と記されています。
幼虫の食性を知りたくなって調べてみると、英語版wikipediaに本種の独立したページが作られていました。
それを読むと、ブナ科コナラ属やトネリコなどの樹洞や樹液に幼虫が見つかるらしく、腐食性またはスカベンジャーと考えられているそうです。
今回の撮影現場はミズナラやコナラなどの雑木林が広がる里山の麓なので、納得しました。
(私のフィールドでトネリコは見た記憶がありません。)
山地性のハナアブなのでしょう。
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