2015/07/03

夜道を走るゲジ終齢幼虫【暗視映像】



2015年6月上旬・午後22:53

農村部の夜道で遭遇したゲジThereuonema tuberculata)終齢幼虫が疾走する様子をシーンを赤外線の暗視動画に撮りました。
指で触れると慌てて逃走するのですけど、持久力がないのかすぐに止まってしまいます。
もしかしてクモと同じく呼吸器官が原始的なのですかね?

白色LEDの照明を点灯してもすぐには逃げません。
採寸代わりに指を並べて写しこみました。
触角を除き歩脚が14対しかないので、成体ではありません。
(ちなみに脚が15対あれば成体です。)

『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』でゲジを調べると、

孵化した幼虫は4対の歩脚をもち,第2期幼虫で5対,その後脱皮ごとに2対ずつ歩脚を増し,第6期幼虫で 13対となる。

『日本大百科全書(ニッポニカ)』によると、

3週間ぐらいで孵化(ふか)した幼虫は4対の歩肢しかないが、脱皮ごとに胴節数と歩肢対数が増えてゆき、約2年を経て成体になる。

という訳で、終齢幼虫だろうと判明しました。(昆虫と違って「齢」で数えないのかな?)

▼関連記事(室内で撮った成体)
夜のゲジ逃走中!【暗視映像】



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