2014年6月下旬
用水路沿いの草地に咲いたクサフジの小群落でシロスジヒゲナガハナバチ♂(Eucera spurcatipes)が花に止まって休んでいました。
休息時に大顎で花を噛んで体を支えているかどうか知りたかったのですけど、回り込めませんでした。
呼吸による腹部の伸縮で生きていると判ります。
同じ花にオオチャバネセセリ(Polytremis pellucida)が飛来し、吸蜜を開始。
花序の下から上に登って来た蝶が蜂に触れ、驚いた蝶が飛び退きました。
この刺激で目覚めた雄蜂が、花序を少し歩いて吸蜜を開始。
頭楯が白いのは本種の雄蜂の特徴です。
目覚めの一杯を飲み終えると念入りにお化粧。
羽ばたいたものの、少し飛んだだけで力なく落下。
翅脈を強調してみると、前翅肘室の数が2個。 |
撮影後、同定のため採集しました。
以下は標本写真。
♂は長い触角を持つ |
前翅翅脈の肘室が2個 |
頭楯と上唇は黄白色 |
集粉しない♂は後脚に花粉籠を持たない。 |
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