民家の前庭に植栽された低灌木に赤く熟した果実が多数ついていました。
葉も実も小さくて柄が無く、枝に直接ついて並んでいます。
見慣れない植物で気になったので、Googleレンズで画像検索してみると、中国原産でバラ科のベニシタンと名前が分かりました。
(図鑑で名前を調べるのが苦手な私にとっては非常にありがたく、便利な時代になったものです。)
いかにも鳥が食べに来そうな目立つ熟果で、つまりベニシタンは鳥による種子散布型の植物なのだろうと予想しました。
ところが、叶内拓哉『野鳥と木の実ハンドブック』を紐解いてみると、
赤く熟しても、鳥が食べることはほとんどないようで、私は鳥が食べているところを見たことはない。(p15より引用)
と書いてありました。
日本でベニシタンは外来植物ですから、原産国の中国にしかいない鳥が種子散布者なのでしょうか?
機会があれば、監視カメラを設置して調べてみたいものです。
春に咲く赤い花も花弁がほとんど開かず、丸い蕾のままのように見えるらしいので、忘れず定点観察に来ようと思います。
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