2023年3月上旬・午後12:30頃・晴れ
川沿いに点在するホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場を3ヶ所(※上流から下流にwn➔rv➔bLの順)調べているのですが、どれも小規模です。
おまけに、季節によってはほとんど使われなくなったりします(季節消長)。
この流域のどこかにメインの溜め糞場があるに違いないと思い、雪原に残るタヌキの足跡を辿ってみるなど、あの手この手で探しています。
次の作戦として、河畔林がまとまった広さで残されている場所に目星をつけて、スノーシューを履いて踏査することにしました。
すると予想通り、新たに最大規模の溜め糞場rpを発見しました。
(他の溜め糞場との位置関係は、上流から順にwn➔rv➔bL➔rp。)
場所はオニグルミ大木の根元で、残雪の上です。
落葉したオニグルミ樹上に見える常緑の葉は、ツルマサキという蔓植物の葉です。
オニグルミの幹にはツルマサキやフジの蔓が巻き付いているのです。
【追記】
大木の樹種をニセアカシアだと思い込んでいたのですが、オニグルミと分かったので訂正します。
周囲の林床には笹薮が発達しています。
深い雪に埋もれていたササが早春の雪解けと共に再び立ち上がります。
未だ気温が低く、食糞性の昆虫はハエ1匹さえも溜め糞場rpに来ていませんでした。
糞を分解してくれる昆虫が休眠越冬中で居ない冬季には、糞が溜まる一方です。
溜め糞場はひたすら巨大化することになります。
早速ここにトレイルカメラを設置して、タヌキが排便に通って来ることを確かめましょう。
ここは比較的自然豊かな河畔林でヒトも立ち入らないので、タヌキの営巣地があるのではないか?という期待もあります。
0 件のコメント:
コメントを投稿