2022年12月中旬・午後13:35頃・くもり
河川敷でハシボソガラス(Corvus corone)が何か丸い物体を拾うと飛び上がって近くの電柱の腕金に止まりました。
(動画はここから。)
初めはてっきり色づきの悪いリンゴの果実なのかな?と私は思いましたが、どうやら人工物で汚れたボールのようです。
嘴で球をつついて調べるために左足で踏んで押さえつけようとしても、丸い球は不安定です。
まるで日本サッカー協会の公式エンブレム(3本足で玉を転がして遊ぶヤタガラス) のようなポーズに一瞬なりました。
テニスの軟球のようにグニャグニャしておらず、質感が硬そうで表面がツルツルしています。
どうやらプラスチックのボールのようです。
玉に1ヶ所だけ開いた穴にカラスは下嘴を挿し込んでなんとか咥えました。
そのままボールを持って飛び上がると、横に建つビルの庇(テラス?)に止まり直しました。
安全な場所でボールを弄んでいるようですが、私からは死角になり、ボールが見えなくなりました。
撮影している私はリンゴをこっそり貯食したのかな?と思ったのですが、映像を見直すと遊びの行動でした。
好奇心が強いハシボソガラスが拾ったボールで独り遊びしているのでしょう。
テラスに球を置いてコツコツつついても、固くてカラスの嘴では割れないようです。
もしかすると、このテラスの片隅にはカラスが拾い集めた宝物(ガラクタ)がたくさん隠されているかもしれませんね。
その間、別個体のハシボソガラスが更に一段高い屋上の角に止まって一部始終を見守っていました。
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