2020/05/29

腹部を回して暴れるカブラヤガ♀(蛾)の蛹




カブラヤガ(蛾)の飼育記録#3



▼前回の記事
カブラヤガ♀(蛾)終齢幼虫の防御体勢

2019年12月上旬

カブラヤガAgrotis segetum)の終齢幼虫が飼育容器から脱出し、行方不明になりました。
数日後に卓上で発見したときには、ビニール袋をストックしている円筒容器の奥に自力で潜り込んでいて、いつの間にかビニール袋の隙間で蛹化していました。
本種は繭を紡ぎません。
蛹の下には前蛹が脱皮した抜け殻(蛹化殻)がくしゃくしゃになって残されていただけです。
蛹化の様子を動画で記録できなかったのは残念です。


2019年12月中旬・室温21.6℃、湿度32%

褐色(艶のある飴色)のカブラヤガの蛹を採寸するために、方眼紙に乗せました。
ピンセットで軽く摘もうとしたり転がしたりするだけで、腹端をグルグルと回して威嚇してきました。
蛹の体で可動部は腹部だけのようです。
このとき鳴き声を発することはありませんでした。


つづく→#4:カブラヤガ♀(蛾)準備運動からの飛び立ち【暗視映像】


腹面
側面


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