2015年9月下旬・午前7:11〜7:15
アカオニグモ♀の定点観察#9
近くで見つけたイチモンジセセリ(Parnara guttata)の翅を指で摘んで捕獲しました。
逃れようと激しく暴れます。
これをアカオニグモ亜成体♀(Araneus pinguis)の垂直円網下部に付けてやりました。
粘着糸から逃れようと激しく暴れる蝶の振動を信号糸で感知したクモが隠れ家から直ちに駆けつけました。
噛み付いて毒液を注入すると、獲物のイチモンジセセリはすぐに動かなくなりました。
クモは捕帯でラッピングせずに、網から外した獲物を咥え、甑を経由して隠れ家へ運びます。
タニウツギ葉裏の隠れ家に獲物を糸で固定する前にラッピングしました。(捕帯を使用?)
隠れ家でゆっくり捕食します。
このアカオニグモ♀はとても用心深く、円網の甑に占座して身を晒すことは避け、昼も夜も常に隠れ家で身を潜めています。
つづく→#10:垂直円網から異物を除くアカオニグモ♀(蜘蛛)
以下の写真は、イチモンジセセリを給餌する直前に撮った垂直円網と隠れ家の主です。
音叉を網につける実験を繰り返し粘着糸から引き剥がした後なので、網が少しだけ壊れています。
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