2015年7月中旬
住宅地で雨上がりの路地をカタツムリが横断していました。
梅雨の風物詩ですね。
微速度撮影しなくても意外に速いです。
民家の敷地から細い車道を渡り、水田の用水路へ向かっています。
舗装路が雨水で濡れているため、カタツムリが這った後の粘液は見えません。
側面から撮ると、腹足が波打っている様子がよく分かります。
タイトルの「渡河」は大袈裟ですけど、水深はどれぐらい深くても大丈夫なのでしょう?
陸貝も呼吸できなければ溺れてしまうはずですよね?
水たまりが深過ぎたら引き返したかな?(浅瀬に沿って前進?)
進化の過程で脊椎動物が両生類として上陸するより前にきっと陸貝が新世界に進出していったのだろう…と壮大な想像をしたりしました。
よく見ると、この蝸牛は殻が割れていますね(ヒビが入っている)。
野島智司『カタツムリの謎: 日本になんと800種! コンクリートをかじって栄養補給!?』によると、
(カタツムリの)殻はなにかの衝撃が原因で壊れてしまうことがありますが、そんなときにも少しずつ再生します。成長するだけでなく、壊れたところを修復する昨日も備わっているのです。(p54より引用)
普通種のウスカワマイマイ(Acusta despecta sieboldiana)とコメント欄にてご教示いただきました。
成熟しても殻口が反り返らないのがウスカワマイマイの特徴らしい。
ウスカワかとおもわれます
返信削除どうもありがとうございます。助かりました。
削除動画のタイトルなども訂正しておきます。