2015年5月中旬
里山の雑木林で重低音の羽音に気づき、トチノキの大木を見上げるとマルハナバチの一種♀が飛び回り、花序で採餌(吸蜜)していました。
見上げるアングルなので、背中の縞模様がよく見えません。(特に襟足の色を見たいのに…)
低山とは言え一応山地なので、クロマルハナバチ(Bombus ignitus)ではなくオオマルハナバチ♀(Bombus hypocrita)ではないかと思うのですが、どうでしょう。
時期的に未だワーカーではなく創設女王かな?
後脚の花粉籠は空荷のようでした。
複数個体を撮影したので、もしかすると複数種が混在しているかもしれません。
【追記】
wikipediaで面白い記述がありました。
虫媒花であり花粉は昆虫によって媒介される。トチノキは自家受粉では結実しない性質(自家不和合性)が強いとされ、中でもマルハナバチ類が媒介に最も重要であるという。花には面白い性質が知られており、開花後3日目までは白色で蜜を分泌するが、それ以降は花の色を赤く変え、蜜の分泌も止める。この色の変化を識別できるマルハナバチは、効率よく花を訪れることができるが、花粉の媒介に対して意味のない他のハチやチョウは採餌効率が悪くなる[32]。確かにこの動画でもマルハナバチがトチノキの白い花を訪れていて、しかも吸蜜に専念しているようでした。
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