2013/07/06

羽根を広げて乾かすアオサギ(野鳥)



2013年6月上旬

水田横の道を歩いていると、農道に居た幼鳥らしきアオサギArdea cinerea)少し飛んで逃げました。
用水路の手前の草地まで歩いて来ると立ち止まり、羽繕いを始めました。
ときどき左右の翼を広げています。
羽繕い中のこのような姿勢は初めて見ます。
日光浴あるいは虫干しでしょうか?
水に濡れた羽根を乾かしているのでしょうか?
幼鳥は羽根の水を弾く尾脂腺が未発達なのかな?と想像してみました。

YouTubeにて、minnasatiareさんから以下のコメントを頂きました。
アオサギの成鳥でしょう。日向ぼっこしていますね。幼鳥は全身が淡褐色です。大きさには個体差があるのかもしれませんね。年齢で違うのかもしれません。 






実はこの撮影に先立って、近くの水田で別個体のアオサギと出会いました。
冠羽は見えませんけど、こちらは成鳥でしょうか。
撮られているのを警戒したのか、飛んで隣の田んぼまで逃げました。
成鳥の視線の先を追ってみて、先程の幼鳥?を見つけたのです。
もしかしたらこの2羽は親子で、巣立った後の幼鳥の方を親鳥が心配して見ているのかな?と勝手に思ったりしました。
給餌シーンが見られるかと期待したものの、時間がなくて観察できませんでした。


ちなみに、アオサギの「成鳥では首が白く、頭に黒い冠羽があるが、若い鳥では首や冠羽の部分がぼやっとした感じ(ソース)」とのこと。


【追記】
(アオサギの)若鳥は上面が灰褐色、頭部が灰色の羽毛で被われる。また若鳥や冬羽は上嘴が黒ずむ。眉斑は不明瞭で、後頭に冠羽が伸長しない。繁殖期は眼先がピンク色で、嘴や後肢の色彩もピンク色。非繁殖期は眼先が黄緑色で、嘴や後肢の色彩が黄色。(wikipediaより)
【追記2】
『日本動物大百科3:鳥類I』p46-48に「アオサギの日光浴」と題した生態写真が掲載されていました。
私の撮った動画とはアングルが異なりますけど、まさに同じ姿勢です。
天気のいい日には、翼をだらんと下げて逆三角形にする独特の姿勢で立ち日光浴をしている。首をちぢめ、片あしでじっと休息している姿もよく見かける。




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