2024年4月下旬・午後13:05頃・晴れ
山間部の田園地帯の農道で、翅が赤茶色の蛾を発見。
舗装路をなぜか小走りで逃げています。
走りながらときどき羽ばたいて前方に飛び立とうとするのですが、なぜか遠くまで飛べずに少しジャンプするだけです。
右前翅表に白い線状の擦過傷がありますが、種としての特徴ではなく、後天的で偶発的な傷のようです。
最後は路肩の草むらに逃げ込んで、姿を見失いました。
短い出会いを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
てっきり、春に出るキリガの仲間かと初めは思いました。
『くらべてわかる蛾 1704種』という図鑑をぱらぱらと眺めてみると、ヤガ科モンヤガ亜科に属するウスイロアカフヤガ(Diarsia ruficauda)の春型が素人目には一番似ています。(p129に掲載)
生息域が北海道〜九州。
成虫の出現時期が3〜5、8月。
低地〜山地に分布し、幼虫の食餌植物としてオオバコ、セリ、ノダイオウ、イヌタデが挙げられていました。
この中でノダイオウというタデ科の植物だけ知らなかったのですが、あとの条件だと当地でウスイロアカフヤガが生息していても不思議ではありません。
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