2023年12月下旬〜2024年1月上旬〜2月上旬
シーン0:12/25・午後12:18・晴れ(@0:00〜)
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。
雪が積もった里山で、ニホンカモシカの溜め糞場sr1をトレイルカメラで見張っています。
画面の手前から奥に向かって、山の斜面を見上げています。
手前はスギ植林地、奥には落葉性広葉樹が数本見えています。
冬毛のニホンノウサギ(Lepus brachyurus angustidens)の登場シーンをまとめました。
シーン1:12/26・午後21:46・小雪(@0:05〜)
小雪がちらつく晩に、奥の雪斜面に立ち止まっていたノウサギの目が白く光りました。
暗くてよく見えませんが、右上奥の谷の方へ立ち去ったようです。
シーン2:12/31・午前0:24(@0:14〜)
大晦日の深夜に凍結した雪面をノウサギが左から右へ駆けてきます。
立ち止まると、雪面に散乱するスギ落ち葉の匂いを嗅いだり味見したようです。
手前へ向かってゆっくり立ち去りました。
シーン3:1/7・午前4:49(@1:05〜)
新年の未明に、ノウサギが久しぶりに登場しました。
スギから垂れ下がった横枝の下に立ち止まって、枝葉の匂いを嗅いでいるようです。
もし採食行動なら、スギの枝が大きく揺れるはずです。
スギの背後を通って左へ向かいました。
シーン4:1/8・午前11:21(@1:30〜)
新雪が少し積もりました。
シーン5:2/8・午後21:15(@1:42〜)
次にノウサギが登場したのは1ヶ月後でした。
新雪が積もった後の晴れた夜、雪面はスギ樹上からの落雪のせいで凸凹しています。
画面の上端を右から左へ、スギの背後を通ってノウサギが駆け抜けました。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
【考察】
昨年の冬よりもニホンノウサギの登場頻度が低い印象です。
今季は暖冬で積雪量が少ないことと関係あるのでしょうか?
冬毛のノウサギは真っ白ですから、積雪が無くて地面が露出すると逆に目立ってしまいます。
キツネに捕食されてしまったのか?と心配していました。
雪が多く残っている高地に移動してしまったのかもしれません。
餌のことを考えれば、低標高の縄張りに留まっていたほうが有利ではないでしょうか。
つづく→
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